第2回フォーラム開催レポート

academic201606

#02

今年2月7日、多大なる関心と注目を集め、第1回アカデミックフォーラムが開催されました。
《物理療法》という普遍の王道と《ウィメンズヘルス》という新進気鋭のジャンル、そしてそれらのコラボという斬新な企画により「次のテーマは?」と、さらなる期待を寄せられる中、6月5日に第2回アカデミックフォーラム開催の運びとなりました。
今回もまた、フォーラムのレポートをお送りいたします。

 

 

第2回フォーラムに秘められた思いと当日の様子を、4つの視点からレポートします。
今回は、フォーラムのテーマ【地域】についてご紹介致します。

 

#02『「地域」というテーマの深さ』

《曖昧なイメージを明確化する》

達川先生お手製のオープニングBGM(!)の流れる中始まったご講義は
以下の三部構成となっていました。13405345_731405943629081_1042390510_o

 

  • 第一章:なぜいま地域なのか?
  • 第二章:いかに地域に関わるのか?
  • 第三章:あなた自身はどう変わるのか?

 

 

我々専門職の多くが「注目すべきは『地域』」と意識していても、では一体、何をどう考え・向き合うのか、それを明確に言語化できる人は、果たしてどれくらいいるのでしょうか?

 

 

13389038_731405893629086_4248026_o実際、スタッフが打合せに伺った際、達川先生から小気味良く投げかけられる質問に、即座に適切な回答を返すことは、恥ずかしながら出来ませんでした。
受講生の方々も、重要と認識していながらも漠然としたテーマに、当初は少なからずの戸惑いを感じておられたのではないかと思われます。
しかし、目の前にあるにもかかわらず見落としがちなひとつひとつのヒントを丁寧に拾い上げ、納得できる形に落とし込んでいかれるご講義に、受講生の方々がどんどん引き込まれていくのが手に取るようにわかりました。数々の悩みを、曖昧なままで受け流すことなく、はっきりと言葉にできる形に誘導してくださることで、わかっている「つもり」から次第に具体的な問題点として捉えられるようになっていきました。

《自身の弱み/強みの自覚とともに、在り方を再検討》

我々専門職は、非常に勉強熱心で、向上心に溢れる方が多いです。同時に、謙虚でありつつも専門職としての大いなるプライドも持っています。
ところが、そのプライドは、地域という大海に出た際、何の意味も持たない、むしろ邪魔でしかない場合が往々にしてあります。
専門職としての知識と経験はとても価値あるものですが、その価値を周囲にしっかりと認めてもらって、初めて大きな意味が生まれます。

 

 

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  • 自身(職種)のセールスポイントを、しっかりアピールできますか?
  • 他職種と補完できる事案を提案できますか?
  • 専門職以前に「人として」周囲との快適なコミュニケーションが取れますか?

 

 

 

我々リハビリテーションに携わる専門職は、我々だからこそできる様々な可能性を秘めており、これからの時代、殊更に重要な役割を期待されています。しかし、病院を出て地域に帰ったひとびとが、自分らしく満足できる暮らしを営んでいく為には、我々専門職の力だけでは遠く及ばないのです。

 

13405564_731405936962415_1215889723_o病院で行われていたリハビリテーション職種のアプローチを、たとえ訪問・通所リハと呼称を変えようとも、そのままスライドするだけではうまく適応しないことは、周知の事実でしょう。同様に、身体的なことだけではなく、あらゆる支援も様々な角度からその形を変えていかなくては、対象者の幸せには結びつかず、そればかりか我々の立場さえも危うくしていきかねないことを、改めて考えさせられました。

 

 

 

 

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